Pocket
Facebook にシェア

2017年のプロテスト合格ラインは2アンダーの高いレベルでしたが、2018年は更にレベルが上がり8アンダーが合格ラインになりました。

 

その2018年合格組の中に原英莉花はいました。渋野日向子や大里桃子もその中にいました。いわゆる同期ですね。

 

彼女達の生年月日は1998年4月~99年3月生まれでプロゴルファーとしてその将来を期待され「黄金世代」といつしか呼ぶようになりました。

 

原英莉花(はら えりか)は1999年2月15日生まれです。潜在能力抜群の原英莉花がプロゴルファーとして羽ばたくためのプロテストでした。

 

原英莉花の注目ポイントは173㎝、58㌔の恵まれた抜群のプロポーションと愛くるしい笑顔です。

 

ゴルフの実力はステップアップツアーで2戦2勝を挙げ、新人戦も優勝するなど十分に兼ね備えていました。

 

輝かしく華かなデビューでした。そして、プロテスト合格年に賞金シードも獲得しました。

 

それでは、ポテンシャルはワールドクラスともいわれる原英莉花プロのスイングの魅力を紹介します。

スポンサードリンク

原英莉花のスイング。

下半身リードで上体は動かない

原英莉花の魅力は飛距離です。ダウンスイングは下半身先行の意識が強く、右サイドを軸にして回転しています。

 

この時、上体の粘りが強く、下半身との捻転差が非常に大きいのが特徴です。これがパワーを生んでいるのです。

 

アマチュアは下半身先行を意識すると上体も一緒に動いてスライスしがちです。

 

ですので、上体は原プロのスイングを参考にして、トップの形を保ったままの意識を持って下さい。

いまどきのクラブでスイングするドライバースイング。

原プロの魅力は「フォロースルーは10割」と本人が言う、振り切ったドライバーショットから繰り出される圧倒的な飛距離にあります。

出典:https://news.golfdigest.co.jp/photo/detail/?search=%E5%8E%9F%E8%8B%B1%E8%8E%89%E8%8A%B1&imageId=203153

恵まれた長身から繰り出されるドライバーショットのルーティンですが、ボールをティアップしたらまず、後方から目標を定め、、、

 

アドレスに至るまでに右手でグリップを握り、ライ角に合わせるように少し曲げたままセットアップします。

 

この、ライ角にあらかじめ合わせて握ることで、トップからインパクトに欠けて右肩が突っ込まないようにしているものと思われます。

 

一度後方へ軽くワッグルを入れたあと、スムーズにテークバックを上げます。

 

アップライトに上がりますのでトップの位置は高くなります。

 

そして切り返しからダウンスイングは少し低い位置からインパクトに向かいます。

 

身長が高いので、そのまま下ろすと上からヘッドが入ってしまい、現代のドライバーではバックスピン量が増え、、、

 

吹きあがってしまうので、あえてフラットにヘッドを入れているのだと思います。

 

フォロー、フィニッシュまで、クラブに振られるのではなく、女性には珍しくしっかり自分でコントロールしている感じです。

 

ヘッドスピード45m/sの原プロの飛距離を支えるドライバーは、ミズノプロ モデルEドライバーです。

出典:https://news.golfdigest.co.jp/photo/detail/?search=%E5%8E%9F%E8%8B%B1%E8%8E%89%E8%8A%B1&imageId=203467

MPではなく、ミズノプロというこのシリーズにはミズノプロモデルSという機種もあります。

 

昔の名器ミズノ300Sチタンを彷彿とさせるハイバック形状です。プロ、ハードヒッター好みのモデルSが435CCであるのに対して、、、

 

モデルEはシャローバック形状で450CCと、ヘッドが大きくやさしいモデルです。

 

まず、フェース面がシャフトよりもかなり前に出た、FP値が大きいモデルで高弾道をイメージしやすくなっています。

 

フェースは少しネック側に近く、慣性モーメントを大きくすることより重心距離を短くする意図があると思われます。

 

ヘッドは後ろが低くてシャローになっており、深・低重心になっています。

 

そしてこのヘッドの最大の特徴は、ソールにフェースと並行に設置された「ウェーブテクノロジー」と呼ばれる波型の形状です。

 

これにより、インパクト時のフェースのたわみ量がアップしていますので、ボール初速をアップさせる効果が期待できます。

 

重心距離を短く設計したことで右へのプッシュアウトが出づらく、かつフェースプログレッションが大きいので左へ引っ掛けやチーピンも出づらいという、、、

 

ワンピースで振り切っていくタイプのゴルファーには安心して振っていけるヘッドです。

 

原プロはしかもロフト8.5度です。

 

ここまでロフトが立ったクラブを使う女子プロは多分、いないだろうと思います。

 

※原英莉花プロの師匠はジャンボ尾崎です。ですから原プロのスイングのポテンシャルは非常に高いものを持っています。

 

ロフトが立ったクラブを使うのはボールが吹け上がるのを嫌がる、中弾道でキャリーとランで飛距離を稼ぎたいという意思の表れだろうと思います。

 

シャフトは素材など未公表ですが、フレックスは硬めのSで46インチ、バランスD2の男子並みのスペックで使っています。

 

ヘッドスピードが45m/s~46m/sある原プロにとってはおそらく「点で狙っていきたい」という意図を具体化しやすいスペックになっているのだろうと思います。

 

そのポテンシャルを十分に発揮するためのヒントが原英莉花プロのクラブセッティングにあります。

■関連記事

アイアンのスイング。

原プロのアイアンは軟鉄鍛造のミズノMP-55です。

ミズノらしい締まった顔つきながらミッドサイズのヘッド、重心距離を短く設計してヘッドが返りやすく、ストロングロフト設計かつ、深重心設計です。

 

これを4番アイアンからピッチングウェッジまでN.S.PRO1050の番手ずらしで挿しています。

 

ドライバー同様に硬めのシャフトにやさしいヘッドでドライバーからの流れも良く安心して振り切れていると思われます。

 

アイアンショットもドライバーとほぼ同じルーティンでやはり右手グリップでライ角を再現してからセットアップに入ります。

 

ただ、ドライバーに比べるとアドレス後の足踏みの回数が多いようです。

 

緊張を解く、動きを止めないプレショットルーティンが長いのは多少、アイアンに自信がないのかもしれません。

 

そして、時おりクラブが十分に上がりきらないままダウンスイングに入るケースも見受けられます。

 

パーオン率は、2019年は12位70.3704、2018年は6位72.6190。

 

ここはもう少し、数値が高くなって欲しいところです。

ウエッジのスイング

原プロが手放さない2本のウェッジは、増田雄二氏が製作したマスダゴルフジャンボウェッジ、製品名「M425」です。

 

彼女の師匠である、ジャンボ尾崎こと尾崎将司プロのウェッジを削ってきた増田氏の作品です。

出典:https://news.golfdigest.co.jp/photo/detail/?search=%E5%8E%9F%E8%8B%B1%E8%8E%89%E8%8A%B1&imageId=188463

このウェッジは尾崎将司プロの「低く出てギュギュッと止まる球が打てるウェッジを」との要求により製作されました。

 

強いグースネック、大き目のヘッドと幅広いソールのトウからヒールまでバウンスがしっかり効いている、閉じても開いても使えるウェッジです。

 

一般的には上級者向けのローバウンス、初心者向けのハイバウンス、というイメージですが、、、

 

振り下ろしてくるクラブが地面に潜ろうとする動きに対してヘッドを前に滑らせるのがバウンスの役目です。

 

そのバウンスがしっかり効いていますので、ベアグランドからも逆目のラフからでもスピンが効いた球が打てるウェッジです。

 

原プロもアプローチはまず、低く出てピタリと止まるボールを打つことを念頭に置いているようです。

 

話は過去に遡りますが、師匠と仰ぐ尾崎将司プロとの出会いは2014年、彼女が高校1年生の時です。

 

ジュニアの試合に出場した原選手の、高校生離れしたショットに驚いた大会関係者が当時スポーツ選手のマネージメントをしていた尾崎将司プロの息子さんに紹介しました。

 

そして、息子さんを通じて尾崎プロを訪ね、目の前でドライバーショットを打ったところ、尾崎プロも驚き、以後、勉強の合間をぬっては練習に参加して、指導を仰いでいました。

 

そこで、尾崎プロ直伝のアプローチを教えてもらったことと思います。

 

やはりジュニア時代に素晴らしいコーチとの出会いがゴルファーの運命を変えますね。

 

活躍している女子プロゴルファーの多くは「コーチ」の指導を受け止め実践しています。常に向上心をもっているゴルファーなら理解できると思います。

 

上達への近道はプロアマ問わずコーチからの適切なアドバイスです。

 

ぜひともあなたもプロコーチからあなたのスイングを診断してもらって下さい。

スポンサードリンク

まとめ

体格も、使うクラブも女子離れしたスペックの原英莉花プロは憧れのゴルファーがミシェル・ウィとのことです。

出典:https://news.golfdigest.co.jp/photo/detail/?search=%E5%8E%9F%E8%8B%B1%E8%8E%89%E8%8A%B1&imageId=194964

そのミシェル・ウィは幼いころから天才少女と呼ばれ、15歳当時、PGAツアーの「ソニーオープンインハワイ」に男子に混じって出場したほか、、、

 

翌年16歳で日本国内男子トーナメントの「カシオ・ワールドオープン」に出場するなど男子大会にも挑戦しました。

 

恵まれた体格から繰り出される豪快なドライバーショットは原プロの最大のアドバンテージにして、魅力の源泉です。

 

細かい部分では、改善の余地があるようですが、自分でクラブをコントロールしながら振り切れるのは素晴らしい才能と努力の賜物と思います。

 

ミシェル・ウィ選手はその後2007年に両手首の故障に悩まされ、成績が一気に下降し、回復までに2年間を要しました。

 

黄金世代の女子プロゴルファー原英莉花はまだ20歳ですから骨格や筋肉の変化が続いていると思われます。

 

今後はくれぐれも故障や怪我がないように合理的に身体を鍛え、十分なケアをして、潜在能力をフルに発揮して、圧倒的なゴルフを展開していってほしいと思います。

 

原英莉花選手を応援しましょう。

 

スポンサードリンク

エンジョイゴルフ!!楽しいゴルフライフを。