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女子プロゴルファー・安田彩乃。殿堂入りした中嶋常幸氏の教え子の一人です。彼女のスイングは往年の中嶋選手を彷彿とさせるスイングに見えるのは私だけでしょうか?道具の進化でスイングスタイルは変わったと思いますが、やはり師匠の心のスイングが乗り移っているのでしょう。

そんな安田選手のスイングプレゼントです。

 

 

「ヒルズゴルフ・トミーアカデミー」とは、プロゴルファーの中嶋常幸氏が茨城県にある静ヒルズカントリークラブの設計・監修を手掛けたことが縁で、森ビル前社長の故森稔氏と子供たちを世界で活躍するプレーヤーに育てたいという思いで一致して、ジュニア育成のため2012年に設立されたゴルフアカデミーです。

 

 

主なアカデミー生には畑岡奈紗選手、蛭田みな美選手、山口すず夏選手に今季早くも1勝を挙げた河本結選手など、いまや女子ゴルフ界をけん引する勢いのある選手が多数在籍しています。

 

 

その中で、いま一人きら星のごとく主役の座を狙っているスタ-候補が安田彩乃(やすだ あやの)選手です。

 

安田選手は1995年神奈川県生まれの24歳。

 

両親、祖父母ともゴルフが好きな一家で育ち、3歳から習っていたクラシックバレエから、9歳の時に本格的にゴルフに取り組みます。そしてわずか3年後の2007年、「全国小学生ゴルフトーナメント」で優勝し、才能の片りんをのぞかせます。

 

 

その後「東日本女子パブリックアマチュアゴルフ選手権」で6位、「日刊女子アマチュアゴルフ選手権」では2位など、着実に力をつけて、高校は千葉明徳高校に通いますが、ゴルフは独学で練習していました。

 

 

ある時、練習場でドライバーが飛ばない悩みを知人に相談したところ、ツアープロコーチの石井忍氏を紹介されて弟子入りし、技術を磨きます。

 

 

満を持して挑戦した2014年のプロテストは不合格でした。そして、2016年に3度目の挑戦でプロ入りしています。

 

 

プロ入り後はなかなか優勝できずにいますが、2018年ステップアップツアー「静ヒルズレディース 森ビルカップ」の優勝によって2019年は前半戦の出場権を得て、レギュラーツアーを戦っています。

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安田彩乃プロゴルファー。ドライバーを徹底分析。

出典:https://news.golfdigest.co.jp/photo/detail/?search=%E5%AE%89%E7%94%B0%E5%BD%A9%E4%B9%83&imageId=188438

安田選手のスイングをひとことで言えば「安定感」です。アドレスでどっしりと構えた下半身は前後左右から押されてもびくともしないような安定感があります。テークバックの始動は腰から、そして現代のドライバーの打ち方である、ノーコックで上がります。

 

 

この時に、アドレスで構えた頭の位置が微動だにせず、そしてダウンからインパクトまで顔はボールを追いますが頭は動きません。

 

 

まるで頭からシャフトが伸びているような、反作用の上手な使い方をしています。ですので、フィニッシュは軽い逆Cの字で収まります。

 

 

日頃のトレーニングの成果もあるのでしょうが、3歳から習っていたクラシックバレエで体幹、バランス感覚が養われていたことも好影響を与えていると思われアマチュアも真似したい、基本に忠実なスイングです。

 

 

クラブはダンロップゼクシオドライバーを使用しています。販売本数日本一を誇る、やさしく飛ばせると評判のドライバーです。

 

 

プロでもやさしいクラブを使うという昨今の流れの中で選んだというより、安田選手はゴルフを始めた頃からゼクシオを使用していたようです。

 

 

深・低重心で、慣性モーメントが大きいヘッドですので、スイングも腕とシャフトを一体化したようなノーコックでフェースが常にボールを見ているように意識しながらヘッドを低く動かすテークバックになっています。

 

 

切り返しは腰の切り返しから、体重移動はそれほどせず、その場で足踏みをするように荷重を入れ替えます。

 

 

身体を1本の筒のように考え、クラブは常に身体の正面にあるようにイメージして振っているようです。

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安田彩乃プロゴルファー。アイアンを徹底分析。

アイアンもやはり自分が筒の中にいて、クラブを身体の前から離さないというイメージで振っているので必要以上に手先を使いません。ですのでフェースとボールのコンタクトには狂いが少ない、縦の距離感が揃うスイングです。

 

 

アイアンでも常に身体、とくに胸の向きとクラブが同調しているスイングです。しかし、ドライバーやフェアウェーウッドに比べると、切り返してダウンに入ると手がやや下から下りてくるケースがあります。

 

 

そのままインパクトを迎えるとあおるような動きになり、ボールはドローからフックに散らばりかねません。使用しているアイアンはこれもダンロップのスリクソンZ565アイアンです。

 

 

ダンロップの世界戦略ブランドであるスリクソンのアイアン3機種の中でも面長ヘッドでポケットキャビティ構造を持つ、やさしく飛距離が出るアイアンです。

 

 

やや厚めのトップラインと、わずかにオフセットされたフェース面とで目標に対して構えやすく、つかまる安心感があるヘッドはフェース素材にクロムバナジウム鋼をもちいて吸い付くような打感と反発力を実現、スリクソン独自のV字型のソール「Tour V.T.ソール」で抜けの良さもアピールしています。

 

 

プロ好みの顔つきながらやさしさもあるアイアンですので、現在のクラブ選択の流れである、プロが使うやさしいアイアンと言えます。ドローが持ち球の安田選手は安心して振り切れるアイアンだと思いますが、力が入るとつかまりすぎて目標の左へ外すボールが出るのが心配です。

 

 

パーオン率86位という成績にもそれが表れているのかもしれません。

 

 

つかまるヘッドとつかまりすぎないシャフトという組み合わせを検討してみるのも今後のためにはよいかもしれません。

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安田彩乃プロゴルファー。ウエッジを徹底分析。

ウェッジはダンロップ傘下のクリーブランド588RTXフォージドウェッジを48度、52度、58度という、オーソドックスなセッティングで使用しています。

 

 

RTXとはローテーションテクノロジ―の略で、フェースを開いて溝の方向が変わっても安定したスピン量が得られるクリーブランドの独自設計をいいます。

 

 

縦方向にもスリムなフォルムでリーディングエッジがストレートに近く、目標方向にスクエアに構えやすいということで、松山英樹選手をはじめ多くのプロゴルファーが愛用しているウェッジです。

 

 

安田選手はこのウェッジを、どちらかというと感性に頼らず、手を使わずに目標のポイントに対してオートマチックに肩の回旋で振っていく、パターに近いアプローチスタイルで使用しています。

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安田彩乃プロゴルファー。ドライバーからウエッジまでのスイングを徹底分析のまとめ。

国内賞金王に4度輝き、世界4大メジャー大会のすべてでトップ10に入った唯一の日本人選手であるレジェンド中嶋常幸プロが、世界で勝てる選手を育てたいという想いから2012年に開校したヒルズゴルフトミーアカデミーは、小学4年生から高校2年生で、2年に1度の入塾テストを受けて合格した子供達が切磋琢磨しているゴルフアカデミーです。

 

 

ここで育った蛭田みな美選手は2015年に日本アマで優勝、2017年には畑岡奈紗選手が日本女子オープンで優勝するなどのほか、河本結選手など「黄金世代」と呼ばれる選手の多くが実はここの門をくぐっています。

 

 

現在の女子プロゴルフ界を盛り上げている若手女子ゴルファーを輩出しているヒルズゴルフトミーアカデミーですが、中嶋常幸氏はゴルフの技術習得だけにとどまらず、「強さとやさしさとを持ったプレーヤーを育てたい」という想いがあり、たとえ華々しい活躍ができなくても、周囲からは「良いゴルファーだね」と言われるようなプレーヤーを育てたいという方針があるようです。

 

 

主な指導内容は、基本動作の反復、すなわち基本動作を見て覚え、繰り返すことで身に付け、さらに咀嚼(そしゃく)して自分のものにしていけるか、これに尽きるようです。

 

 

私と中嶋常幸氏との出会いは「NHK趣味悠々」の番組でした。まだ教育テレビとして放送していた時代2003年の10月~12月に放送しました。

 

 

1年前から中嶋氏に番組出演オファーを始めやっと1年後に実現した番組でした。あの中嶋常幸が番組に出演してくれると関係者の期待も高かったのです。

 

 

それから12年NHKの外部プロデューサーとして今田竜二、藤田寛之、藤田の師匠・芹澤信雄そして中嶋氏と同じく殿堂入りした女子プロゴルファーの森口祐子のご協力を得て楽しくお仕事をさせていただきました。

 

 

ゴルフ番組放送後の反響はとても良かったです。特に中嶋さんのスイング理論は解りやすかったようです。この記事をお読みになっているゴルファー様も是非自分に近いゴルフスタイルの女子プロゴルファーのスイングを盗んで下さいね。

 

 

そしてやはりシングルを目指すのであれば職場帰りでも通えるゴルフ練習スタジオを捜してグッドなコーチを捜して下さい。今はプロもアマもコーチ次第で上達が可能になる時代です。是非トライして下さい。

 

 

さて、安田選手は成績面ではいまひとつ調子が上がらないようですが、きっかけをつかめば大いに飛躍できる選手だと確信しています。

 

 

どことなく、1984年頃の中嶋常幸選手のスイング、特にフィニッシュがとても似ていると思える安田彩乃選手の後半戦に期待したいです。

 

 

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最後までお読みいただきありがとうございます。