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2006年にスーパヒロイン宮里藍が米国ツアーに挑戦することで人気低下が危惧された国内女子ゴルフツアーでした。

 

ただその穴を埋め人気を支えたのは横峯さくら、上田桃子、そして有村智恵の3人でした。

 

横峯さくらは高校時代から宮里藍とはライバルであり親友でした。独特のスイングでギャラリーを沸かせていました。

 

上田桃子は負けん気を全面に出して戦う選手で、有村智恵は愛くるしい笑顔と裏腹な勝負強さでギャラリーを魅了していました。

 

太めのサスペンダーがトレードマークのジャンパースカート姿に魅せられたファンも多かったと思います。

 

そして宮里藍ちゃんに憧れて米国ツアーに挑戦したのが2012年で翌年の2013年はQT5位の資格で米国ツアーに参戦します。

 

ですが、2016年の途中で日本ツアーに復帰し、2018年は6年ぶりに日本ツアー優勝を遂げました。

出典:https://news.golfdigest.co.jp/photo/detail/?search=%E6%9C%89%E6%9D%91%E6%99%BA%E6%81%B5&imageId=192963

サマンサタバサレディスで復帰優勝

涙の会見は記憶に新しいと思います。2019年も上位でフィニッシュするなど復活間近の印象を受けます。

 

もともとショットメーカーとして全般的に得手不得手を感じさせない、総合力が高いスイングの持ち主です。

有村智恵のスイング。ヤマハのクラブでスイングするドライバーショット。

出典:https://news.golfdigest.co.jp/photo/detail/?search=%E6%9C%89%E6%9D%91%E6%99%BA%E6%81%B5&imageId=216092

有村選手のスイングはコックをあまり使わずオーソドックスなスタンス内での体重移動を使って振って行くタイプです。

 

有村選手はもともと反り腰の持ち主であり、2016年までは反り腰のため、腹筋が前に押され、背筋がうまく使えておらず、、、、

 

※反り腰とは⇒壁を背にして立ったとき、腰に手がすっと入るのが腰に負担のかかりやすい「反り腰」

 

必然的に身体の前面でスイングを支えるため大腿筋などにも力が入っていました。

 

そのため前腕部にも力が入り、手の位置が身体から離れ気味になり、かつ、テークバックではアウトサイドにヘッドが上がっていました。

 

ボールからヘッドが離れる分、手でクラブを引き下ろしてこなければならず、確実性に欠ける時がありました。

 

そこで2018年オフにスイング改造に取り組み、アドレスでは背中の反りを直して腹筋を引き締め、手元を身体の近くにして真っすぐ後ろにヘッドを引いてテークバックに入るようにしています。

 

身体の前後をバランスよく使うことで、地面の反力を使ってボールを飛ばそうとしています。

 

ドライバーは2019年から契約先のヤマハの「RMX」のプロトタイプ(ニューモデル)を使用しています。

 

多くの女子プロがクラブ契約フリーになって、飛ぶと評判のドライバーに切り替える中、2019年、有村選手は契約先のヤマハからプロトタイプのドライバーを支給され、使用しています。

 

RMXシリーズのニューモデルですが、音と打感を二の次にしてとにかく飛距離にこだわったドライバーとして外国産ドライバーに対抗する意図で開発されました。

 

現在「黄金世代」と呼ばれる女子プロを中心に、飛距離260ヤード超えの戦いに入ってきているドライビングディスタンスでは、、、

 

少し分が悪い有村選手が改良したスイングと、このドライバーでどこまで飛距離を稼げるか注目しています。

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有村智恵のスイング。アイアンショットの特徴は

出典:https://news.golfdigest.co.jp/photo/detail/?search=%E6%9C%89%E6%9D%91%E6%99%BA%E6%81%B5&imageId=211392

両足をしっかりと踏ん張り体重配分は5対5の均等、身体を骨盤の幅の中で筒のように回旋する、オーソドックスなスイングです。

 

ややクラブを短めに持って確実なボールコンタクトで振って行く有村選手のスイングは、フィニッシュまで頭が微動だにしません。

 

ここはアマチュアも真似したい部分です。

 

狙ったポイントに打って、止めるという強い意図がうかがえるスイングです。ドライバーショットに比べると、かなり自信をもって振っていると思います。

 

パーオン率も2016年以降、徐々に改善されてきており、スイング改善効果が表れているものと思います。

 

パーオン率

2017年:63.24%:62位(30試合)

2018年:65.54%:54位(31試合)

2019年:66.56%:42位(19試合)

 

2019年にアイアンはヤマハインプレスのプロトタイプを使用しています。

 

有村選手のスイングに、面長、強グースネックの飛び系アイアンがフィットするのか、少し心配です。

 

もう少しコンパクトなヘッドで飛び系のアイアンを選んだ方がライン出しがしやすく打ちやすいのではないかと思います。

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有村智恵のスイング。ウエッジショットの特徴は

出典:https://news.golfdigest.co.jp/photo/detail/?search=%E6%9C%89%E6%9D%91%E6%99%BA%E6%81%B5&imageId=207864

アプローチショットに関しても、ピッチエンドランを基本とする有村選手はスイング幅で距離を決めたら、、、

 

上げる、転がすはボールに対するスタンスを左右にずらすことで実現しています。

 

そしてコックは最小限にしてアイアンと同じスイングで振り、フィニッシュに向けてクラブを抜くように小さなフィニッシュに収めています。

 

ここでもやはり頭の位置が不動で確実なボールコンタクトをしています。

 

2018年には親交深いアン・ソンジュ選手のクラブを長く持ち、コックを多用してヘッドを走らせるアプローチにも刺激を受け、取り組んでいるようです。

 

日本ではゴルフの習い始めはドライバー、アイアンからですが、アメリカではまず、アプローチとパターから徹底的に練習します。

 

アメリカツアーを経験した有村選手は多彩なアプローチの必要性も認識しているのかもしれません。

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有村智恵のドライバーからウエッジまでのスイングをウオッチのまとめ。

ノーコック、両足をしっかり土台にして骨盤の幅の中で身体の回旋を行うという至ってオーソドックスなくせのないスイングをする有村選手です。

 

我々アマチュアにはとても参考になるスイングでもあります。

 

ただ、ドライバーショットに関しては飛距離を欲しがるからか、テークバックでアウトサイドにヘッドが上がっていくという現象が見られ、、、

 

結果的にダウンスイングでは手で合わせにいかなければならず、それがために時として大きなトラブルショットを打ってもいました。

 

そこでショットの安定感と飛距離アップを目的にして2018年から、現在の主流の飛ばし方でもある「地面の反力」を使うスイングに改造しているようです。

 

ヤマハが社運を賭けたといっても過言ではない、RMXのニューモデルは、、、

 

キャロウェイエピックフラッシュ、ピンG410などの海外ブランドに対向するべく飛距離と直進性を最優先に開発されたドライバーです。

 

これを相棒にして2019シーズン後半には改造の結果が出ることを願っています。

 

なんといっても上田桃子らとしのぎを削って女子ツアーを盛り上げてきた功労者でもあり、国内14勝を誇る実力の持ち主ですから期待が高まります。

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